伊豆大島でワークついでにバケーションも!ー三原山トレッキングのすすめー
みなさんこんにちは!WELAGOスタッフの神田遼です。
私はスタッフ業務以外にも伊豆大島ジオパーク認定ジオガイドとしてトレッキングガイドや島内ガイドの活動をしています。今回は、伊豆大島でのワーク以外の過ごし方として、バケーションの楽しみ方をガイド目線でご紹介します。仕事の合間の息抜きや、観光スポットのひとつとしてぜひ参考にしてみてください。記事の最後には大島での滞在モデルプランも記載しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
度重なる噴火で誕生!三原山
伊豆大島は東京から南に120kmの洋上にある離島。船と飛行機での渡島が可能です。船であれば東京竹芝桟橋からジェットフォイルで1時間45分と、都心からのアクセスも便利で、都市部とは違いダイナミックな自然が残るのが特徴です。
大島の成り立ちは遡ること数百〜数十万年前。海底火山の噴火から始まります。一度は活動を終えたものの再度火山活動が活発になり、それ以降も島全体が活火山として活動を継続しています。そして、島の中心にそびえるのが、1777年の大噴火の際に形成された「三原山」です。三原山はトレッキングルートが整備されており、火山を間近に感じることのできる旅行者にも人気の観光スポットです。今回はそんな「三原山」をフィールドにしたトレッキングをご紹介します。
三原山へいざトレッキング
ここからは三原山へのトレッキングをより詳細にご紹介します。まず三原山へはバスもしくはレンタカーで向かうことができます。バスは1日1本と本数が限られていますが、バスの時刻に合わせたトレッキングも可能です。バスをご利用の際には、大島バスのWEBサイトから時刻表をチェックしてみてください(季節によっては土日祝日のみの運行となります)。元町港をバスで出発して登山道をひたすら走っていくと、終着地点の三原山頂口があります。レンタカーで向かう場合は、島内にいくつかあるレンタカー業者さんから車を借りることができます。レンタカーを利用すると、元町から約30分で三原山頂口に到着します。車が数台止まれる駐車場があるので好きな場所に止めましょう。
よく「自転車で向かえますか?」という質問もいただきますが、道中はかなりの傾斜なので相当大変です。普段から自転車に乗り慣れている方や体力に自信の方であれば問題ないと思います。
島内にはタクシー会社さんもいくつかあるので交通手段の一つとして検討してみてください。
トレッキングの格好ですが、秋から冬は山頂付近は寒くなるので防寒具は必須です。春は一枚脱ぎ着できるジャケットがあるとおすすめです。夏は半袖でも涼しい日があるので、ご心配な方は薄手のシャツを用意しておくのがおすすめです。靴はスニーカーでも登ることはできますが、トレッキングシューズやソールの厚いシューズを推奨しています。
駐車場到着後は、登山の準備です。出発後は山頂までトイレがないので不安な方はここで済ませておきましょう。道中には自動販売機もないので、ドリンクなどはここで購入しましょう。「歌の茶屋」や「御神火茶屋」がある展望台まで移動したらいざ出発!まずは三原山を一望できる展望台で記念に写真を撮っておきましょう。なぜならば、出発前とトレッキング後では山の見え方が違ってくるので、ぜひ写真に納めておいてください。
三原山のトレッキングコースはいくつかあります。その中でも定番の「山頂〜お鉢巡りコース」を本記事ではご紹介します。展望台を出発して舗装された遊歩道を進むコースで、山頂までは約1時間ほどです。山頂までの道のりでは、噴火の影響で流れでた溶岩流の跡や、季節ごとに変わる植物や木々を楽しめます。途中には溶岩に触れられるポイントもあります。そこではすべすべした溶岩やゴツゴツした溶岩の違いを見られるほか、その様子から噴火の時はどんな感じだったのかなと想像を膨らませるのも、トレッキングの楽しみ方の一つです。
植物観察では、オオシマザクラやオオシマツツジがシーズンの春を経て、夏には緑が濃くなり、まるで森にいるよかのような景色が楽しめます。秋から冬にかけてはすすきが見頃です。太陽に照らされてキラキラ揺れるすすきも絶景です。
そういった溶岩や植物を観察しながら歩いていると山頂まではあっという間です。山頂に到着したら不思議な鳥居があります。こんなところに神社が!?と驚く方もいるかと思いますが、こちらが三原山の山頂に鎮座する三原神社です晴れて視界がクリアな日は鳥居越しに富士山も眺められ、下り参道を降りた先には小さな祠もあります。トレッキングついでに是非参拝もしてみてください。
山頂付近にトイレが1箇所あるので、そこで小休憩をとってからお鉢巡りに向かいましょう。
火口の周りをぐるっと1周することを「お鉢巡り」と呼び、三原山でもお鉢巡りをすることができます。山頂のちょうど裏側の火口展望台からは火口をより間近に見ることができます。お鉢巡りは歩きやすさを考えると反時計回りで巡るのがおすすめです。足元が砂利道になり少し滑りやすくなるので気をつけながら進んでください。途中、他の東京諸島が見れたり、裏砂漠を眺めることもできます。立ち止まりながらのんびり歩みを進めて行くのも楽しみ方の一つです。
そして何といっても中央火口から望む火口は圧巻の景色です。ここから噴火をして溶岩が流れ出てくるのを想像すると、地球は生きていると改めて実感します。ぐるっとお鉢巡りを1時間ほどで歩き終わったら、登ってきた遊歩道に戻って駐車場を目指していきます。同じ遊歩道を戻りますが、ダイナミックな火口に直面した後では景色が変わって見えること間違いなし。
トレッキング後は茶屋で休憩もできます。食事だけでなくお土産も販売する「歌の茶屋」と三原山を眺めながら食事のとれる「御神火茶屋」の2軒が山頂駐車場にはあります。どちらも魅力的なので、時間に余裕のある方はちょっと寄り道してはいかがでしょうか。
また、温泉でリフレッシュするのもおすすめです。山頂駐車場から車で約10分程にある「大島温泉ホテル」では日帰り入浴も可能です。露天風呂付きの温泉からは三原山ビューを眺めることができ、飽きない景色と程よい外気温、温泉の暖かさについつい長居してしまいます。
滞在モデルプラン
三原山トレッキングのご紹介はいかがでしたでしょうか?山頂までの遊歩道もそこまで大変ではなく、リフレッシュにも丁度いい道です。
最後に、ワークとバケーションのどちらもできるモデルプランをご紹介します。
【1日でワークもバケーションも満喫プラン】
早朝に大島に到着し、1日でトレッキングもワークも満喫するプランです。
22:00 竹芝桟橋発(さるびあ丸)
06:00 大島着
07:30 三原山トレッキング開始(約3時間)
10:30 トレッキング終了
11:30 昼食(元町地区)
13:00 WELAGOで仕事
18:00 お仕事終了
19:00 夕食は居酒屋へ(元町地区に多くあり)
21:00 もっと楽しみたい人はスナックへ←ここ重要
〜翌日〜
終日ワーク or 帰路
【平日ワーク週末バケーションプラン】
平日にしっかりワークを行なったあと、週末でバケーションを満喫するプランです。
〜平日〜
WELAGOでワーク
〜土曜日〜
08:30 三原山トレッキング開始(約3時間)
11:30 トレッキング終了
12:00 ランチ 山頂付近or元町地区
13:00 温泉(大島温泉ホテル)、観光など
14:30 船に乗船(ジェットフォイル) 大島発
16:15 東京竹芝桟橋到着
【島までの交通と、島内移動のおさらい】
・船の予約は東海汽船HPから
インターネット割引を利用すれば乗船券をお得に購入できます。
竹芝桟橋夜発の大型船を利用すると翌日6:00(夏の期間は5:00)に大島に到着します。到着後朝からすぐに行動したい人にもおすすめです。
・移動はレンタカー推奨
島内にいくつかレンタカー業者もあるので滞在中の1日などで借りるのもおすすめです。
以上モデルプランのご紹介でした。どうやって大島に滞在するか迷ったらぜひご参考にしてみてください。
ワークもバケーションも!
伊豆大島でのワークとバケーションのイメージが湧きましたでしょうか?
今回紹介した三原山は、標高もそこまで高くなくとても気軽にトレッキングができるため、仕事の合間のリフレッシュにはまさに最適なスポットです。ワークができる「Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGO」は平日9:00〜18:00で利用可能です。広々としたデスクに、wi-fiも完備しているのでワークに集中できること間違いなしです。気分転換に1週間くらい大島に滞在して、ワークとバケーションどちらも満喫していただくのもおすすめです。せっかく島に滞在するならどちらも満喫しちゃいましょう!