WELAGO 1st Anniversary Event「風と鳥がくれたマルシェ」開催レポート

Report
2024.06.04

今回は、Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGOの1周年を記念して開催したWELAGO 1st Anniversary「風と鳥がくれたマルシェ」の様子をお届けします。

まずは、今回のイベントにご参加・ご協力いただいた皆様に感謝いたします。

イベント当日は天候にも恵まれ、400名近くのお客様にご来場いただき、とても良い雰囲気の中実施することができました。初めての試みということもあり、スタッフ一同どうなることか不安でしたが、出店者の皆さまをはじめ多くの皆さまに助けられて楽しく開催することができました。

おかげさまでWELAGOは1周年を迎えました。
今後もお気軽にWELAGOをご利用頂けたら幸いです。

「風」と「鳥」が運ぶ、豊かなひととき

風と鳥が種を運び、島の自然が豊かになったように、これからもさまざまな方がWELAGOを訪れ、出会い、そしてコミュニケーションを重ねることで新たな種(好奇心や挑戦)が育っていく場所であって欲しいという願いもあり、1周年イベントの名称を「風と鳥がくれたマルシェ」と名付けました。その名のとおり、イベント当日は島内外より個性的でこだわりを持って取り組む素敵なお店が集まり、会場内を散策するだけでもワクワク楽しめる、そんな空間となっていました。

普段はそれぞれ別の場所で活動をされている出店者の皆さんが同じ時間と空間を共有することで、個性ある世界が重なりあい、新たな世界へと変化し、相乗効果が生まれる。お客さんにとっては普段体験できないような組み合わせを楽しんだり、味わったり。そして、商品やサービスを通じてさまざまなコミュニケーションが生まれる。そんな意外性から生まれる新たな体験や価値に出会えるマルシェはやっぱり楽しいですね。

今回、嬉しかったことはこの春移住してきたという方が今回のイベントのチラシを見て自分も出店をしたいと問い合わせをしてきてくれたこと。家族みんなで楽しそうに出店されている様子をみてとても幸せな気持ちになりました。

楽しむ気持ちが会場を彩る

SHIBAFUエリアではライブペインティングが行われました。武蔵野美術大学の学生さんである酒井ひかるさんが描くペイントには印象的な色彩とともに大空へと広がっていくような雄大な構図の中を悠々と羽ばたく鳥が描かれ、まるで会場内の皆さんが自由に楽しむ様子がそのまま絵に映ったかのような素敵な作品に仕上がりました。強い日差しの中で長時間の作業お疲れ様でした!1周年の節目となる日に素敵な作品が生まれました。大切にしていきたいと思います。

さらに、会場を訪れていたバイオリニストの方による即興演奏会も行われました。

絶対音感を持つという彼の演奏は超絶技巧でお馴染みのクラシックの名曲をはじめ、みんなが知っている素敵な曲を何曲も聴かせてくれました。まさに「風と鳥がくれたマルシェ」の名に相応しい、印象的な出来事でした。

こうしていろいろな方が集まって「風と鳥がくれたマルシェ」は今ここでしか体験できないすばらしい時間を重ねていきました。豊かな緑が広がるWELAGOが持つロケーションもそんなひとときを演出する舞台として素晴らしい環境だとあらためて感じた時間でもありました。

駐車場がいっぱいになり、車の誘導に時間を要し、一時ご迷惑をお掛けする状況もありましたが、無事に「風と鳥がくれたマルシェ」を実施することができました。至らない点も多々あったかと思いますが、今回の内容をしっかり振り返りつつ、次回に活かしていきたいと思います。

当日はお子様からご年配の方まで幅広い世代の方にご来場いただき、本当に嬉しく思います。今後もWELAGOが末永く続いていけるように、この場所が持つ可能性を十分理解しながら、最大限に活かしていけるような取り組みを今後もスタッフ一同アイデアを出し合いチャレンジしていきたいと思います。

あらためて今回のイベントにご参加、ご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。また次回にお会いしましょう!

夜は関係者の皆さんとの交流会「san-bashi

マルシェイベントのあとは関係者の皆さんにお集まりいただき、交流会「san-bashi」を実施しました。1周年を祝うとともに、今後の展開について集まった方々と自由に意見を交わしながら交流を図りました。

そんな「san-bashi」では、寿司デザイナーを名乗る料理人が振る舞うべっこうにぎりや各島の東京島酒をベースに島の食材を使ったカクテルを提供する「バー ウェラゴ」が登場!この日のために用意したという照明やツールが部屋を怪しくも幻想的に彩り、ユニークで楽しい空間を演出していました。こんな仕掛けができるのもさまざまな人が関わるWELAGOならでは。いろんな知恵やアイデアが出会い、集まり、交わることで化学反応を起こす。そんなワクワクする出来事が今後もここから生まれてくることを願います。

日が暮れて周囲が暗くなるにつれて、焚き火の炎が燃える様子が刻々と鮮明になり、また別の表情を見せてくれたWELAGO。そんな移ろいの時間とともに、1年前にこの場所が新たな役割を担って再生したことの意義や価値を噛み締めながら、もっとこの場所を活かしていきたい、そんな思いに駆られる時間にもなりました。

というわけで、1周年となる2024年5月18日は朝から晩までWELAGOを使い倒しました。きっとこれからもWELAGOはさまざまな年代のさまざまな立場の人が、さまざまな想いを持ってこの場所を訪れ、出会い、新たな気づきや発見、可能性に触れ、挑戦する機運を高めていく。そんな前向きなサイクルが続いていく場所になっていくはずです。今後のWELAGOにどうぞご期待ください。そして、いつでもWELAGOでお待ちしています。
2年目のWELAGOもどうぞよろしくお願いいたします!

Photo by Mine Kikuchi

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