WELAGO 3周年イベント「風と鳥がくれたマルシェ」開催レポート

Report
2026.06.06

風と鳥がひらいた、3年目の風景

2026年5月30日(土)、Izu-Oshima Co-Working Lab WELAGOの開所3周年を記念した特別イベント「風と鳥がくれたマルシェ」を開催しました。

今年も昨年に引き続き晴天に恵まれ、会場となったWELAGOには、夏を思わせるような明るい日差しが降り注ぎました。緑豊かなSHIBAFUエリアをはじめとした会場内には、色とりどりのテントやキッチンカーが並び、木陰ではワークショップやマーケットを楽しむ人たちの姿が見られました。

当日は、島内外から延べ500名以上の方々にご来場いただき、会場は終始にぎやかであたたかな空気に包まれました。ご来場いただいた皆さま、ご出店・ご協力いただいた皆さま、そして開催に向けて力を貸してくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

自然共生サイト認定後、初めて迎えた周年イベント

2023年5月の開所以来、WELAGOは島内の方々の営みの場として、また島外からのワーケーションや企業研修の拠点として、多くの方々にご利用いただいてきました。
開所から3年。年を重ねるごとに、この場所に関わってくださる方々は少しずつ増え、さまざまな出会いや交流が生まれています。仕事をする場所であると同時に、人と人、人と自然、島内と島外がゆるやかに交わる場所として、WELAGOは少しずつその役割を広げてきました。

そして3周年を迎える前に、WELAGOは環境省の認定制度「自然共生サイト」に認定されました。
これは、WELAGOが大島町椿公園の豊かな自然環境の中にあり、その自然を守りながら活かしていく小さな積み重ねが評価されたものです。私たちは現在、自然と生活文化を未来へつなげる「Nature Positive Living Lab」を核に、この場所での活動をさらに深めています。
今回の「風と鳥がくれたマルシェ」は、自然共生サイト認定後、初めて迎えた周年イベントでもありました。単なる記念イベントではなく、WELAGOがこれからどのような場所でありたいのかを、来場者の皆さまと一緒に感じ、分かち合う一日になったように思います。

SHIBAFUエリアに広がった、風と鳥のマルシェ

今回のイベントの中心となったのは、WELAGOのひとつの顔とも言えるSHIBAFUエリアです。
芝生の上にテントが並び、木々の下には人が集まり、風が抜けるたびに布やガーランドが揺れる。鳥の声や子どもたちの笑い声、出店者と来場者の会話、DJブースから流れる音楽が重なり合い、会場全体に心地よいリズムが生まれていました。

フードブースには、島の食材や地域ならではの味を楽しめるお店が並び、完売するお店も多数見受けられました。キッチンカーの前には自然と列ができ、食事やドリンクを片手に芝生や木陰でくつろぐ方々の姿も印象的でした。

また、射的や輪投げといった昔ながらの遊びを楽しめるブースは、子どもたちに大人気。夢中になって遊ぶ子どもたちの姿や、それを見守る大人たちの笑顔が、会場の空気をいっそう和やかなものにしてくれました。
「年に2回くらい開催してほしい」という嬉しい声もいただき、WELAGOのマルシェが、少しずつ地域の楽しみとして受け止められ始めていることを感じる機会にもなりました。

島内外の個性が交わる一日

今回も、島内外から多彩な出店者の皆さまにご参加いただきました。
島外からは、東京・東長崎のローカルカフェ「MIA MIA」さんが大島に初出店。新島からは、イラストレーターyunicoさんとアップサイクルプロジェクト「Re:new island」さんによる「yunico×Re:new island」さんが参加してくださいました。

島内からも、昨年に引き続き出店いただいたお店に加え、今回初めて参加してくださった方々も多く、それぞれの個性が会場を賑やかに彩ってくれました。また、告知後に新たに「HOTEL Flarito 伊豆大島」さんにもご参加いただき、より広がりのあるマルシェとなりました。フード、ドリンク、クラフト、ワークショップ、体験企画。
それぞれの出店には、商品やサービスだけでなく、その人ならではの視点や活動の背景があります。来場者の方々が出店者と直接言葉を交わし、つくり手の想いや島での活動に触れることで、単なる買い物以上の時間が生まれていました。

普段はそれぞれ別の場所で活動している人たちが、同じ時間と空間を共有する。そこから思いがけない会話やつながりが生まれる。
それこそが、WELAGOでマルシェを開くことの大きな魅力なのだと、あらためて感じました。

自然に触れ、遊び、学ぶ時間

今回のマルシェでは、買い物や食事だけでなく、自然やものづくりに触れる企画も多数行われました。
木版画のワークショップでは、子どもから大人までが手を動かしながら、自分だけの作品づくりを楽しんでいました。椿の木を使った小さなクラフトや、アロマ、手仕事に触れるブースでは、島の植物や素材を身近に感じる時間が生まれていました。

また、WELAGO周辺の自然環境をフィールドにした生き物観察会も開催。参加者は実際に敷地内を歩きながら、生き物の存在やそのつながりに目を向けました。
WELAGOにとって、自然はただ眺める背景ではありません。
日々の働き方や暮らし方、学びや遊びの中に自然があり、その関係性を感じ直すことが、この場所の大切な価値のひとつです。子どもたちが芝生を走り、木陰で大人たちが語らい、自然の中で手を動かし、耳を澄ませる。
そうした一つひとつの風景の中に、WELAGOが目指す「Nature Positive Living Lab」の手がかりがあったように思います。

メインビジュアルに込めた、WELAGOらしい風景

今回のメインビジュアルは、「風と鳥がくれたマルシェ」というイベントタイトルと、WELAGOのSHIBAFUエリアを中心に広がる自然の風景から着想を得て制作しました。WELAGOは、豊かな自然の中に建つコワーキングスペースです。
木々に囲まれ、鳥の声が聞こえ、風が抜けるこの場所では、働くこと、学ぶこと、遊ぶこと、出会うことが、自然の気配とともにあります。

ビジュアルでは、森の中を鳥たちが行き交うような風景を描きながら、WELAGOの建物や会場の空気感を重ねました。
それは、単にイベントの楽しさを伝えるためのイラストではなく、この場所で起きている人と自然の関係性や、さまざまな人が集い交わるWELAGOらしい時間を表現するためのものです。風が運び、鳥がつなぎ、人が集う。
今回のマルシェそのものが、そんなビジュアルの世界を現実の風景として立ち上げてくれたように感じています。

「Island Bird Series」と「Wind and Bird Music」

イベントにあわせて、WELAGOオリジナルのTシャツ「Island Bird Series」と、オリジナルハンカチ「風と鳥が奏でる音 – Wind and Bird Music」も制作しました。

「Island Bird Series」は、伊豆大島に生息する野鳥の羽色を配色モチーフにしたTシャツです。今回は、カワセミとメジロの2パターンを制作しました。


カワセミの翠と橙。
メジロの若草色と萌黄。

島の自然が生み出す固有の色を取り入れながら、WELAGOのタグライン「Nature Makes You Neutral」をアレンジした「Naturally Neutral」が示す、自然の中でフラットな自分に戻る感覚をかたちにしています。

一方、オリジナルハンカチ「風と鳥が奏でる音 – Wind and Bird Music」は、WELAGOの周年イベントを通じてご縁のあったハンカチ専門店「H TOKYO」さんの協力のもと制作しました。

風に乗って鳥が舞い、その羽ばたきと風の音が響き合い、やがてひとつの音楽になる。
そんなイメージを、日常の中で使えるプロダクトに落とし込んでいます。

この一枚を手にした方が、伊豆大島という場所と、そこから生まれるハーモニーを日常の中で感じていただけたら嬉しく思います。

ハンカチ制作協力:H TOKYO
https://htokyo.com

3周年の先へ

3周年という節目を、多くの皆さまとともに迎えられたことを、心から嬉しく思います。
今回のイベントを通じて感じたのは、WELAGOという場所が、少しずつ「誰かの活動の場」から「みんなで育てていく風景」へと変化しているということです。
出店者の方々がそれぞれの表現を持ち寄り、来場者の皆さまが思い思いに時間を過ごし、子どもたちが自然の中で遊び、大人たちが会話を楽しむ。

その一つひとつが重なり合い、この日だけの景色をつくっていました。
WELAGOはこれからも、働く場でありながら、自然と人、人と人、島内と島外がゆるやかにつながる場であり続けたいと考えています。

地域の生態系と生活文化を未来へつなぐ「Nature Positive Living Lab」として、そして伊豆大島で新しい出会いや実践が生まれるコミュニティ拠点として、これからもこの場所ならではの活動を積み重ねていきます。
「風と鳥がくれたマルシェ」にご来場、ご出店、ご協力いただいたすべての皆さま、本当にありがとうございました。
またWELAGOでお会いできる日を、心より楽しみにしています。

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